漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
遠洋・近海カツオマグロ漁船等の新規乗組員(未経験者)を広く募集しております!
第2ステージ突入。
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    先日、東京都出身の30代の青年が新たな出港を飾った。

    彼は平成24年2月から開始した今事業の初期メンバーの一人で

    同年5月から乗船している。

    私からすれば、一緒に後継者育成事業を盛り上げてきた事業創設メンバーという意識が強い。

     

    当時は志望者が少なかった船舶エンジニアをめざし「機関員」として乗船。

    3年後の平成27年には広島県尾道市において海技士(機関)の免状を取得。

    その後はすぐさま一等機関士として航海途中の船舶にもどり活躍してきました。

     

    今回は航海の最初から「一等機関士」としての業務がはじまるのです。

     

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    出港の時、彼の表情をみて驚いたのですが

    すごく顔色もよく、表情が明るい

    とてもイキイキして見えたんです。

    乗組員のメンバー変更も若干あったので、自分がしっかりしかければと思うのでしょうか。

    とても頼もしく見えました。

     

    今航海の休暇中も彼と2人で食事に行き

    彼の思いというものも十分聞けたので良かったと思ってます。

    絶対に公にしないという条件で聴いたのでここでは書きませんが

    彼には乗船し続けるお金以外の「理由」がきちんとあるのです。

     

    しかも、その理由は自分のためではない。

    理想とする人に認めてもらいたい。

    その人に近づきたい。

    その人に喜んでもらいたい。

    という明確な夢があり、そこに向かうという大きな理由があるのです。

     

    私は聞きました。

    「でも、その理由はとてつもなく大きく、道のりも長い」

    「叶うと思う?」

    彼は返してきます。

    「可能性はゼロじゃないですよね?」

    「ゼロじゃないんだったら、何年かかってもそこを目指したい」

    「お金も貯まるし、理想の人に近づける。俺はそれでいい。」

     

    これくらいが限界かな?彼に怒られてしまう(笑)

     

    夢というのは「目標」+「目的」だと思うのです。

    夢は何ですか?と聞かれれば「職業」で答えるケースが多いと思いますが

    職業はあくまで「目標」であり、夢ではないと思うのです。

    夢というのは「目標」を達成したうえで、誰を笑顔にしたいかだと思うんです。これが「目的」です。

     

    割と多いのが、夢を叶えたのに、そこに居場所を見いだせず断念してしまう人たちです。

    教師になる夢を叶えたのに、教師を辞めてしまう人たち。

    または、叶えたのに生きがいを見いだせず、何となく生きている人たち。

     

    これは「目的」である「誰かのために」という理由を忘れているからだと思うんです。

    子供の頃を思い出して見てください。

    「教師になりたい」「看護師になりたい」「パティシエになりたい」など

    いろんな夢を描いたと思うのですが、その描いた映像を思い出してください。

    周りの人は笑顔ではありませんか?

    自分が教壇に立った時の生徒の表情、自分が担当した患者の表情、自分が作ったケーキを食べているお客さんの表情。

    みんな笑顔であるはずなんです。

     

    人間は自分の為だけにいい仕事なんてできないんです。

    ある程度できてしまうと「これでいいや」と適当に線を引き、そこまでになってしまうもの。

    「誰かのために」と思うからこそ、「これでいいや」と思う線を越えて頑張れるんです。

    すると、夢を越えた役割を与えられるようになり、とんでもなく高い域に行けるようになるんです。

     

    彼もこのままの地位で終わりたくはないと言う。

    でも、現実は十分な仕事も出来ていないかもしれないが「理想の人に近づきたい、認めてもらいたい」と切に願っている。

    いつになるか分からないが、認めてもらった時のお互いの表情はどちらも最高の笑顔であるに違いない。

     

    彼はその人の笑顔をみるために今後も切磋琢磨していくだろう。

     

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    また来年、いい酒を飲もう!!!

     

     

    誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある。

    アルベルト・アインシュタイン

     

     

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    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    お盆休みを終えて。
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      宮城県北部船主協会も8月13日〜15日までお盆休みをいただきました。

      16日からは通常通り活動しております。

      私はマイカー通勤なのですが、道路がガラガラでかなり早く事務所に到着してしまいました。(別にいいのですが・笑)

      世間はまだお休みのところも多いのですね。

      3日間のお休みだったので、かなりバタバタしちゃいましたね。

      お墓参りに行ったり、なんかスゴイ人達の飲み会に誘われたり

      気仙沼西高校の同窓会に参加したり、仙台にお買い物にいったりと

      ホントにバタバタでしたね〜

       

       

      同窓会は副会長をやっておりますし、今回は司会まで仰せつかっちゃいました。

      そしてまた、10月には気仙沼西高校の在校生徒に向けた講演まですることになり

      残る2か月間で何を話すか考えていかないといけません。

      私の性格上、ギリギリにならないと本格始動しないと思いますが(笑)

       

      学校側に「どのような話しを求めてますか?」と聞いたところ

      昨年の講演(同級生の志賀さん)は自らが体験した病気を通して

      命の大切さを訴え、生徒にとても評判が良かったので

      同様に吉田副会長さんにも自らの「生き様」を語っていただきたいと仰るわけです。

       

      生き様?????

       

      私の生き様って何でしょう?(笑)

      あらためて自分に問いかけてみると、非常に難しいお題であります。

      現役高校生に語る自分の生き様??難しい〜〜!

      それも持ち時間80分。

      資料も映像もパワーポイントもない状況で、自分の生き様を語りだけで80分というのは至難の業です。

       

      一晩考えてみたのですが

      時間的に考えて、高校時代の話が少しと

      東日本大震災からNHKのドキュメンタリー番組「きたれ!マグロ漁師」が放送された時点までの

      5年間を中心とした話になるのかと思います。

      高卒で、特に資格もなく、気仙沼市から出たことのない私が、新聞やテレビに何度も取り上げられ

      しまいにはドキュメンタリー番組が制作されるまでになったのか。。。

      という流れをカッコよさ気に話そうと思ってます(笑)

       

      テーマを示す仮の題は

      「きたれ!マグロ漁師〜出会いが支える天命追求型人生で夢をつかめ」

      何となくカッコいいでしょう(笑)

       

      人の生き方には「目標達成型」と「天命追求型」の二通りの生き方があるようです。

      学校教育の中では「目標達成型」が王道であるように思います。

      「看護師になりたい」「料理人になりたい」「管理栄養士になりたい」「医者になりたい」等々

      人生の夢を決めてもらい

      それに向かうためにはどこの大学、学校に進学しなければいけないのか

      進学するためには、今何をしなければいけないのか?という指導が現状だと思います。

       

      しかし、家庭環境も様々ですので

      高校生の思いだけで、簡単に決められるものではありません。

      夢を見いだせず、若いのにすべてを諦めてしまうケースもあるんじゃないかと思います。

      夢を追う同級生をうらやましく思い、焦った経験を持つ人もいますよね。

       

      逆に言えば「目標達成型」で生きられる人は、特に学校が指導しなくても

      生徒自身で着々と経験を積み重ねていけるんじゃないかとも思うのです。

       

      これを私自信の生き方でもある「天命追求型」を大きく提案していこうと思うのです。

      天命追求型とは、今そこにある仕事を一生懸命行うことで、次々と役割が与えられ

      自分でも気づかないうちに大きく成長しているのがこのスタイル。

       

      おそらく日本でただ1人だと思う「漁師リクルーター」という仕事はもともとあった仕事ではなく

      小さな仕事を一生懸命やってきた結果として与えられた大きな役割だと思うのです。

       

      気仙沼に来る若手漁船員も大半が「天命追求型」。

      このブログと出会い、私と出会い、船主と出会い、先輩乗組員と出会う。

      出会いがもたらす天命追求型の王道ともいうべき道をたどり気仙沼へとやってきます。

       

      生き方はひとつじゃないという事を話したい。

      高校生の頃にイメージした生き方ではなくとも、考え方を変えるだけで

      満足のいく人生を送れるようなることを話したいと思います。

       

      今日はちょっとリクルートとはかけ離れた話でしたが

      人の目を気にして、人とは違う人生を歩むことを躊躇している人たちに向けたお話でした。

       

       

      人の言うことは気にするな。

      「こうすれば、ああ言われるだろう・・・」

      こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人はやりたいこともできずに死んでいくのだろう

      ジョン・レノン

       

       

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      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | コラム・エッセイ | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
      全ては人と人。
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        先日の河北新報28面「ワイド東北」にこのようなコラムを掲載していただきました。

         

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        【漁船漁業 若者に希望】

        「いまの社会のゆがみが漁業の世界に光を当てている側面もあるんだ」

        気仙沼市で遠洋・近海漁船乗組員の職業紹介に携わる吉田鶴男(46)の言葉が印象に残っている。

        東日本大震災後、ブログで漁業の魅力の発信に努めると

        10代、20代を中心に乗組員になりたい若者が集まり、80人が就労した。

        吉田さんによると、希望者の半数はマグロ漁師に憧れる若者。

        残りは自分にしかできないことを見つけたいとやって来るという。

        派遣や臨時で働いていた子が多い。いったん社会のレールを外れると、期間雇用のループから抜け出せない。

        いくら仕事をしても給料は増えない。

        自信をどんどん失う中で、「こんな生き方でいいのか」という疑問が募る。

        「厳しい現実の中、達成感を得られる漁業のやりがいを発信することが、多くの若者を引き付ける」

        と吉田さんは教えてくれた。

        洋上の仕事は過酷だが、大物を揚げた時の手応えは格別だ。

        収入も会社員の平均以上。

        船頭になれば年収1000万円プレーヤーも夢ではない。

        若手乗組員は「仕事が面白い」と誇らしげだ。

        気仙沼の漁船漁業も元気になる。社会のゆがみの解消を願いつつ

        吉田さんの試みは地方産業が息を吹き返すヒントがあると感じる。

         

        という内容だ。

        社会が収益性を重視するため、リスク回避のために生み出した雇用形態が

        若者の「生きがい」を蝕んでいると思うのです。

        一方で、「生きがい」を見いだせず仕事に打ち込めない若者を「ゆとり世代」と揶揄してみたり

        人材不足と叫んでみたり。。。

        今の社会というのは本当によくわかりません。

         

        そこで、人材を確保しようとする我々の打つ手は一つですよね。

        「生きがい」「やりがい」を提案し、1人ひとりとしっかりと向き合う。

        考えてみれば、昔から行われている当たり前の事を当たり前に行うという事ですね。

        それをこのコラムでは「地方産業が息吹を吹き返すヒント」としているのです。

         

        「お金」「お金」と追求するあまり、行き過ぎてしまった社会を見つめなおし

        「仕事」というものを原点から考えるべきではないか。

        と記事は訴えているのではないかと思います。

         

        先日、ある船の若手船員が船主協会に遊びに来ました。

        洋上での出来事や休暇中の出来事などいろんな話をしました。

        会社や船にも言えない「声なき声」もしっかりと受け止める必要があります。

        もう1時間や2時間では収まりません!

         

        午後になると、同じ会社の別船に乗船している若手船員が遊びに来ました。

        これはこれで、別ないろんな話がありますから

        同じように1時間や2時間では収まらないわけです。

         

        こうして若手船員が私のところに来てくれるのは本当に嬉しく思います。

         

        夕方になると、またまた同じ会社の若手船員が船頭さんと遊びに来てくれました!

        船頭さんには「あなたが吉田さんですか、うちの若いのが本当にお世話になってます」と深々とご挨拶をいただいたので

        私も膝に頭が付くほどに深々とお辞儀をしたわけですが、私は感無量でした。

         

        3回に渡って別々に来てくれたことが本当に嬉しいのです。

        それぞれの都合の中で「行きたい」と思って来てくれた証だと思うからです。

        義理で来るのであれば、たぶん都合を合わせて一緒に来るんじゃないかと思うんです。

         

        その中で船頭さんの言葉がとても印象的でした。

         

        「社船の入港時期がたまたま重なったからなのですが、

        港で社船の20代の若者が集まって、沖での話に花が咲いていた。

        いい笑顔で笑い声が絶えない。

        私が20代の頃の港はいつもこうでした。本当に懐かしい思いで見ていました。」

         

        この言葉に、正直涙が出そうでした。

         

        私が目指す「若者であふれる港づくり」。

        数十分の話だと思うのですが、これが現実のものとしてそこに自然に創り出されたわけですから。

        夢が一瞬だけど現実になった。

        素晴らしいことですよね!

        夢へと向かう座標が間違っていないという事です!!最高の気分でした!

         

        若手船員の熱い思いも聞けました。

        あまりに辛く逃げ出したい時に「吉田さんのために」と頑張っているという声も聴きました。

        私が送ったメールをベットに貼って、毎日気合を入れているという声も聴きました。

        恥ずかしながら、そんな話を聞いて目をウルウルさせてしまいました(笑)

         

        私も最近、落ち込んでいたのですが

        その一日で、しっかりとエネルギーが充填された感じです。

        「俺はお前らの為に死ねる」とさえ思うほどの強いエネルギーです!!

        死にませんけどね(笑)

         

        彼らの為にしっかりと頑張らねばいけませんね!

         

        社会というのは人と人でしかありません。

        心で話し、心で聴いて、心で記憶する。これが基本です。

        メモや電卓など、そこには存在しません。

         

        お金はとても大事だということを大前提でお話しますが。

        仕事をする「なんのために」を「お金」としているところが

        「生きる」をお金という物差しだけで計っているところが

        今の社会の大きな問題ではないでしょうか。

         

        我々は成功はしていません。

        発展途上であることには変わりありませんし問題も山積しております。

         

        私は自分のために仕事はしません。

        自分の人生だから自分の思うようにしようとも思いません。

        船主協会のためにとも思いません。

        船主さんのためとも思いません。

        そして、家族のためにでもありません。

        私に賛同してくれた若手乗組員のためだけに日々があります。

        沖で必死に頑張っている若手乗組員のためだけに仕事をしています。

         

        たまに、裏切られることだってあります。

        でも私は信じることを続けようと思うのです。

         

        裏切られたたら、そのことに対し大きなショックを受ければいいだけの話です。

        私を信じてくれる若手船員に対し、最初から疑いの目で接することは絶対にできませんからね。

         

         

        成功の9割は、
        信じる気持ちから生まれる。

         ウッディ・アレン

         

         

        8月の第一土曜と日曜は「気仙沼みなとまつり」

        かなり多くの皆さんにお声掛けいただき、本当にありがとうございました!

         

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        単焦点レンズで撮影したので構図はメチャクチャですが

        お祭りの雰囲気を少しでも感じてくれたら嬉しく思います。

         

         

         

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        | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | メディア掲載 | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
        Rookie Fisherman Diary (From Miyagi)その4
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          今回もシリーズ4回目!

          31週目(平成28年3月)からのスタートです。

           

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          先日の7月31日にNHK「きたれ!マグロ漁師」の再放送がありました〜

          前回の5月の本放送の時は若手乗組員に対しての反応が大きかったのですが

          今回は私のリクルーターとしての仕事に対する反応が大きかったように思います。

          応援のメールも複数いただきましたし、贈り物までもいただいてしまいました。

          本当にありがとうございました!

           

          放送時には複数の若手船員の姿が映し出されておりましたが

          それを見た一部の女性方から

          「マグロ漁師は厳つく、怖いイメージがあったがスマートな男性ばかり」

          「まったくイメージが変わった」

          等というコメントを少数ではありますがいただいております。

          彼らも自分の道を一生懸命生きており、遥か洋上ではありますが

          生きがい、やりがいという大きな花を咲かせているんです。

           

          ただ、彼らにも少々悩みがあります。

          やっぱり「恋愛」です。

          陸上で過ごす期間が短いので、そこで出会い、結婚まで発展するのは

          難しい人にはとても難しいのです。

          とてもいいヤツなのに、イケメンなのに彼女できないなぁ〜と親心で心配しちゃいます。

          それでも彼女がいる人も多く、またまた親心になりますが恋愛成就して欲しいなぁ〜と願っております。

           

          もう完全に仕事の域を超えてますけどね(笑)

           

          結局、陸上でさえも同じ現象がありますので、海だから陸だからというないのかなとは思いますが

          やはり洋上でがんばるには、陸上で支える女性の存在というのはとても大事だと思いますので

          マグロ漁船員に興味があるという女性の方々、ご一報くだされば幸いに思います。(本気です)

           

          すみません。コーナーの趣旨から大きく外れてしまいました(笑)

          それでは続きを始めさせていただきます。

          Rookie Fisherman Diary ( From Miyagi )その4です。

           

          第31週目(平成28年3月)

          最近は1日の漁を終えても、それほど体が痛くなくなった。

          操業のリズムが体に合ってきたのかもしれない。

          投縄で餌がけをすることで、揚げ縄での魚の獲れ具合やもつれの少なさなどを見る楽しみも増えたように感じる。

           

          第32週目(平成28年4月)

          今回でインドネシア船員3名が帰国することになった。

          仕事を教えてくれた良い先輩達だったので、とても感謝している。

          また、他船の●●さんが体の具合が悪く下船した事を聞いた。

          同期の新人で他の船ではあるが互いに励まし合っていたので寂しい気持ちでした。

           

          第33週目

          今回は10日間くらいの休みをはさんだので、少し船酔いをしました。

          新しい日本人船員1名(甲板長)とインドネシア人2名が加わり

          船の人員もリフレッシュ。

          不安もあるが、今回も楽しみたい。

           

          第34週目

          いつも明るく、みんなを楽しませてくれていたインドネシア船員が居なくなったことで

          やはり雰囲気が違っている。

          でも、気持ちは自分が楽しませるつもりで、少しふざけたり、からかったりして

          長い揚げ縄の時間を乗り切っている。

           

          第35週目

          今日の漁場は南で揚げ縄中は暑い。

          カッパの上着を脱いで作業していても汗が出てくる。

          その分、喉も乾く。

          水分補給をしっかり行おうと思う。

          顔だけ日焼けした。

           

          第36週目(平成28年5月)

          世間はゴールデンウィーク。

          家族の事を思いながら仕事を頑張った。

          帰港予定日が決まった。37日間の操業。

          今回も非常に長い航海になりそうだ!

           

          第37週目

          2日間の敵水の後、鮫獲りになる。

          一度の漁で1000匹のサメ(12t)、揚縄に約17時間もかかった。

          さすがにこの日は疲れた。

           

          第38週目

          帰港日の前日まで漁を行う。

          1番カメから4番カメ、とにかくサメがいっぱいである。

          ここまで沢山の魚を獲ったのは8航海の中でも初めてのことだった。

          次の航海が終われば切り上げとなる。

          他の船員達もそのことでソワソワしている。

          あと一航海、がんばろう!

           

          第39週目

          出港。漁場までの移動時間は漁の準備作業などの仕事もあるが

          主に自室で休んでいることが多い。

          この時のためにダビングしたDVDや吉田さんから借りたDVD「きたれ!マグロ漁師」を見ようとしたが

          DVDプレーヤーが故障した。

          直し方をインドネシア船員から教えてもらい、吉田さんからお借りしたDVDを見る。

           

          第40週目

          今航海が終われば切り上げの休みになる。

          特にインドネシア船員達は1年間家族と離れ会えない。

          自分がもし大型船に乗ったらそうなっていたと想像してみたが

          今は近海船で、この船でたくさんの事を学びたい。

           

          第41週目

          揚縄までやっていないポジションはハンドル。

          船長にやらせてくださいと言ってみたが、まだ早いとの事。

          仕事に余裕がでてきたら分、見て学んでいく。

          投縄では餌がけが早くなったとマスターから言われた。

           

          第42週目

          15回連続後、1日休みをはさんだ。

          さすがに疲れもピークだった。

          飯とワッチ以外はほとんど寝て体を休めた。

          サメ獲りなので、なるべく早く魚を引張り上げないと何度も引っ張ることで力もだいぶついてきた。

           

          第43週目

          最終回はたくさんサメがとれ、非常に忙しく、また切り上げの事もあってか

          揚げ終わりの時の気分は本当にうれしかった!

           

           

          以上、彼の1年の洋上生活です。

          「仕事がまだできない」

          「自分は覚えが遅い」

           

          私に自分を自虐的に話してくれます。

          でも、いいんです。

          最初からできなくていいんです。

          他人と比較しなくていいんです。

           

          一生懸命がんばって、昨日より少しでも成長していればそれでいいんです。

          私はそう思います。

           

          「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」

          このことわざは皆さん知っていると思います。

          これは、もともと素質ある人は

          子供の頃、ほとんど努力しなくても皆よりも優位に立てる。

          でも、自分の能力に甘んじて努力をしなくなる。

          考え方を変えれば、努力した経験が無いので、努力というものをよく分からない。

          「努力=辛い」でしかない。

           

          能力に乏しい人は、常に努力を強いられる。

          でも、それはとても大事な事で、能力が乏しいということは大きなチャンスであるとさえ思っている。

          自分の息子にもそう教えている。

           

          努力を続け、昨日できなかった事が今日できるようになる。

          この小さな喜びを知り、努力を重ねる訓練が二十歳を過ぎたあたりから「差」として表れてくるのです。

          極端かもしれませんが「努力=喜び」になるのです。

           

          「差」だからといって、人と比較する必要はない。というか比較しない方が良い。

          これを10年間つづけたら、もの凄く高いところにいる自分に気づくはずです。

          ここまで来たら、もう能力のある者とて追いつくことはできません。

           

          努力することは恥ずかしくはない。

          努力している姿を笑う者もいるでしょう。

          その時は思いっきり笑ってもらってください。

          10年後、笑った人に向けて言えばいいんです。

          「あの時は思いっきり笑われ悔しかったけれど、そのおかげで今がある。」

          「笑ってくれてありがとう」と。

           

           

          努力しない天才よりも、努力する鈍才のほうが、よけいに仕事をするだろう。
          ジョン・アヴェブリー(イギリスの作家)

           

           

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          | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 16:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
          Rookie Fisherman Diary (From Miyagi)その3
          0

            先日の7月31日午前10時5分、NHK総合にて「きたれ!マグロ漁師〜宮城県気仙沼」の再放送がありました。

            twitter上でも多くの方が投稿されており、大変評判が良かったことがわかります。

            一部紹介してみます。

             

            mihoko ‏@snowleopard1015  · 7月31日 

            気仙沼のマグロ漁師デビューを見ながら(結局NHKつけっぱなし)船乗りの妻って素敵だわ〜としみじみ

            おおらかで、覚悟があって、家を守ってる強さと女性らしさが入り混じって。

            絶対彼女たちはお料理上手なのよね。あ〜、早くとーほぐに行きたい。って言うか、住みたいレベル。

             

            ☠Ⓣⓐⓜⓐⓩⓤⓢⓐ ☠ ‏@NephilaSpider  · 7月31日 

            ( ;∀;) イイハナシダナー
            良かった!👏👏👏

            NHK 「きたれ! マグロ漁師」

             

            maki @stjarna_maki  · 7月31日 

            たまたまつけたNHKの気仙沼のマグロ漁師のドキュメンタリーに感動した朝(゚ーÅ)

             

            もも @zuoye2mei  · 7月31日 
            今のNHK、きたれ!マグロ漁師 宮城気仙沼、超感動

             

            moomoodance @moomoodance  · 7月31日 

            いまNHK でやってる「きたれ!マグロ漁師 宮城気仙沼」おもしろいですーーー!

             

            などなど、評判は上々のようでした!

            やはり、新人達、ベテラン船員方、海の男を応援する女性の方々など

            映し出された方々が、私を含め全員が真剣に取り組んでいるからだと思います。

            そこに、そのエネルギーをそのまま映し出そうとするディレクターやカメラマンの熱意がこの作品に凝縮されてるのではないでしょうか。

            前回同様NHKワールドでも放送され、人生の中で2度も世界放送されるなんて夢にも思いませんでした(笑)

             

            次回は「プロフェッショナル〜仕事の流儀」か「情熱大陸」でお会いしましょう!

            そんな予定は全く無いですよ!!!(笑)

             

            この番組でも紹介された洋上日誌は、ブログで紹介したところ大評判となり

            最終的にはドキュメンタリー制作に至った大人気企画!

             

            前置きが長くなりましたが、今回も前回に引き続き

            Roolie Fisherman Diary (From Miyagi)その3をご紹介いたします!

            怪我をしてしまった若手船員Tくん。

            さぁ、どうなるのでしょうか???

             

            IMG_1846.JPG

             

            21週目(平成28年1月)

            背中は大したことはなかったが、ヒザに黴菌が入り炎症をおこしておりました。

            病院へは1週間通院して、毎日点滴を受けることになりました。

            早めに病院にかかることができて良かったです。

             

            22週目

            怪我から復帰し、出港に間に合いました。

            長い間休んで船に戻ってきたのですが、船での生活は何だか落ち着きます。

            みんなも変わりなく受け入れてくれて、とても良かったです。

             

            23週目(平成28年2月)

            メインエンジンの停止の方法を教えてもらいました。

            揚げ縄ではブランが早くなってきたのでスナップ外しの練習をする。

            向かってくるスナップに対して、タイミングよく

            そして、手を早く動かすことを何度も練習して習得したい。

             

            24週目

            マスターが何度も「足は大丈夫か」と聞いてくる。

            とても心配してくれているようで有難い。

            痛みもなく作業に加われている。

             

            25週目

            100キロくらいのマグロが揚がった日があり、その日はみんなで喜んだ。

            マスターや船長も機嫌がいいのが分かった。

            それから帰港する日が決まった。帰る日が決まると、そこから残りの操業回数が予想できるので

            これも嬉しいことだ!

             

            26週目

            水揚げ後、今日一本だけとれたマグロが140キロ200万円だったことを聞いた。

            こんな金額になったのは初めてだという事だった。

            魚を獲るというこの仕事の醍醐味を感じた!

             

            27週目(平成28年3月)

            今回、出港に妻と息子が来て見送ってくれた。息子は初めての見送り。

            1ヶ月間会えないのは寂しいが、それでも頑張る気持ちになった。

            1回目の操業の初っ端からラインホーラーに手をはさまれてしまった。

            大きな怪我は無かったが、2度と同じことをしないように注意しようと思った

             

            28週目

            時化の為、何度か休みを挟んで体に疲れはないが、今航海は40日近くの航海になるという事を聞き

            先が長いことで気が重く感じる。

             

            29週目

            ブランで船長から、アガリ餌を取れるくらい余裕ができたことを褒められた。

            また通信長からは「余裕はできるものではない、作るものだ」という言葉をいただいた。

             

            30週目

            エンジンの不調などで操業を中断することが続いた。

            機関員としてまだ分からないことだらけで、直す作業を見る事しかできずにいる。

             

            こうして、1年を通してみると

            彼の成長が目に見えていいですね〜、肉体的、技術的、精神的に、全部の成長が見える。

            まめに船主協会にも来てくれるので、いろいろ話もしている。

            彼はいつも同じ。いつも穏やかで、彼の口からでる言葉は常にプラスの前向きな言葉ばかり。

            とても安定している。

             

            本人のもともとの性格もさることながら、船での作業環境も良いのだと思う。

            やはり、多くの若者を成長させるためには、1人1人と真剣に向き合っていくことが大切なんです。

             

            全国各地で「後継者確保育成検討会」なるものが開催されているという情報を耳にします。

            いつも私は思うのです。

            後継者が少ないということが、この会議の問題点なのですが

            少ないという事は、1人くらいは居るということですよね?

            会議の前に、その1人と真剣に向き合ってはどうでしょうか?

            その若者から、喜びや不満な点をしっかり聞き取り

            問題となる部分は、今できることから解消していく。

            反省すべきとこはお互いに反省し、新たなスタートを切る。

            ただ、それだけだと思うのです。

            幾ら会議をやっても事は進みません。

            今できる事から行動すべきなのです。

             

            気仙沼地区では、「後継者確保育成対策会議」というものはここ数年やったことがありません。

            行動しかないという事を皆さんが知っているからなんです。

            改善すべき点がある場合には、各船主さんが私のところに直接話してきます。

            そして、今できる事から改善していくのです。

             

            この事業を開始してから5年目に入りました。

            私はここからが本番だと思ってます。

             

            今回紹介した彼のような、前向きな若者がしっかりと成長できるように

            しっかりと向き合っていきたいと思います。

             

             

            素晴らしい計画は不要だ。計画は5%、実行が95%だ。
            カルロス・ゴーン(日産自動車CEO)

             

             

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 10:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            Rookie Fisherman Diary (From Miyagi)その2
            0

              前回に引き続き宮城県出身、妻子持ち36歳の漁師人生をご覧ください。

              今回は11週目からはじめます

               

              IMG_1897.JPG

               

              11週目(平成27年11月)

              投縄でスナップがけをやらせてもらった。それほど難しくはなかった。

              後は餌がけができれば投縄でも回れるようになる。

              電気ショッカーは掛けたらすぐに放す。体が痺れました。

               

              12週目

              1航海目は何もわからず、先航海は5回で中断。

              今回がまともに1航海を経験したように思えた。

              相変わらず作業が遅いので、キビキビと動く事に心がけよう。

               

              13週目

              11月27日、4航海目の出港だ。

               

              14週目(平成27年12月)

              時化の為、2日間の休みがあった。船長からスナップリングの刺し方を教えてもらい

              寝台で練習するように宿題をだされた。

              出来上がったスナップリングを船長に見せたところダメ出しをされた。

               

              15週目

              けが人が出てしまい、1人少ない状況での操業。

              疲れのせいか腰痛になってしまった。

              腰を気にしながら仕事を続けた。

              投縄チームが変更となり、別チームに移動。

              餌がけを最後の数枚分やらせてもらった。

              早くうまく出来るようになりたい。

               

              16週目

              スナップ外しの際に、釣りにスナップがからんでいるのに気付かず

              手袋にかかって、そのままラインホーラーに巻かれた。

              うまぐ軍手が外れて、巻き込まれたのは軍手だけだったのでヒヤリとした出来事だった。

              船の上で36歳の誕生日を迎えた。

              昨年までの自分とはまったく想像もしなかったことを今やっている。

              やりたいと思った道へ進んでいる。

              まだ始まったばかりだ。

              とにかく前に進むのみ。

               

              17週目

              今日から機関場に変わり、ワッチを行うことになった。

              船は南へ向かい、とてもあたたかい。

              マスターから「お前も海の男らしくなってきたな」と言われ、少し照れてしまった。

               

              18週目(大晦日)

              正月も関係なく操業を行う。投縄での餌がけ練習枚数も増えてきた。

              そろそろ皆と同じように回ることになりそうだ。

               

              19週目(平成28年1月)

              投縄でみんなに加わり回るようになった。その日の揚げ縄で魚を引張るとき

              テングスが切れて後ろに倒れ、作業台に背中を打ち付けてしまった。

              痛みをこらえて翌日も揚げ縄を行ったが、背中に加え膝まで痛くなってきた。

              動く事すら困難な状態になってしまった。

               

              20週目

              数日間仕事を休んだが、痛みがひくことはなく、マスターに船を下してもらえるよう願い出ました。

              近く気仙沼へ帰港する別の近海マグロ漁船に乗せていただき、気仙沼に帰ることになりました。

              船の皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

              乗せていただいた船には大変お世話になりました。

               

              今回はここまでです。

              この先は次回の更新になりますが、彼は気仙沼に帰港後

              即座に病院に行きまして、すぐに元気になっております!

              マグロ漁船には医者が乗船していませんので、このように他船と連携して乗組員の移送を行っています。

              緊急事態の時は、海上保安署との連携で即座に下船させることも可能です。

               

              彼は本当に頑張っていると思います。

              彼の偉いところは、ほとんど愚痴を言わないんです。

              愚痴めいた事を言ったと思うと、すぐに「でも、大丈夫です」と切り替える。

              そして、いつも同じ。

              偉いなぁと思うと同時に、年齢的に迷いがないんだろうとも思います。

               

              海の男らしくなってきたというのは私も感じているところ。

              話すと穏やかですが、出港直前の真剣な表情を見ていると

              話しかけることもできないようなピンとしたものを感じます。

               

              男36歳。今後が楽しみです!!!

               

               

              我々の行く手、未来に招く希望をさえぎっているのは

              実は我々の想像力なのである。

              我々が明日花開くのにただひとつ足枷となるのは今日の疑念だろう。

              チャールズ・ケタリング

              (米国の技術者、教師、科学者、発明家、社会哲学者)

               

               

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              電 話:0226−22−0793(月〜金)
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              担 当:吉田鶴男

              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 17:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              Rookie Fisherman Diary (From Miyagi)その1
              0

                洋上日誌を紹介する「ルーキーシリーズ」。

                今回は近海マグロ延縄漁船でがんばる宮城県出身36歳の1年間を連続で追ってみたいと思います。

                近海マグロ延縄漁船は約1ヶ月の航海で、2〜3日の休暇をはさみ再び出港するスタイル。

                夏場のネズミザメや秋からのメカジキが主体。

                 

                妻子持ちの彼ですが、一生懸命にこの1年を過ごしてきました。

                いままでの人生の中で見ても、一番必死に過ごした1年ではないでしょうか。

                 

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                それではご覧いただきましょう。

                 

                第1週目(平成27年9月)

                心配していた船酔は一日で治まり、翌日からのご飯がとても美味しかった。

                漁場に着くまでは、釣り止めをしたり、まるきを3本がけにしたり、投縄、揚げ縄のスタンバイをした。

                休み時間にインドネシア語の数の数え方を教えてもらった。

                 

                2週目

                (操業がはじまり)1回目にてサメが10トン獲れた。

                非常に忙しく、とにかくサメの解剖と、サメをカメに入れる事に本当に疲れ、倒れるかと思った。

                カッパの中や手袋の中は汗だくで、手足の裏が痛い!

                出刃包丁の使い方やサメの持ち上げ方など、コツを掴んで早く出来るようになりたい。

                 

                3週目

                時化の時は船より高く見える波を越える。

                そんな中でも作業を行うみんなが凄い。

                自分は立ってバランスをとるだけで精一杯だった。

                次航海から4月までは時化が続くと教えてもらう。

                正直、怖いです。

                 

                4週目

                適水をはさんで漁場を変え、メカが多く獲れるようになった。

                メカの解剖を早く出来るようになりたい。

                自分は仕事を覚えるのが遅いと皆から言われる。

                インドネシア人達からは仕事が出来ないのでバカにされているが

                気にせず、ひとつずつ仕事をしっかり覚えるぞ。

                 

                5週目

                あっという間に1航海が終わってしまった。

                仕事の覚えが遅いので帰りたくない気持ちも半分ある。

                ブラン巻が最大の課題だと思う。

                速く、速く、何度も練習するのみだ。

                言葉の壁はやはりあった。日本人の訛りもそうだが

                インドネシア人が話す片言の日本語も聞き取りにくく大変だった。

                 

                6週目(平成27年10月)

                (2航海目の)出船後、大型台風の接近のために、気仙沼近くまで戻り

                荒天ささえとなった。

                2航海目となり、先航海よりも仕事が早くなることを目標に頑張りたい!

                小さいメカの解剖をした。少しずつではあるが覚えてきていると感じる。

                皆に追いつけるようになりたい。

                 

                7週目

                揚げ縄では、あがり、コンベア、玉、まるき、しまい、解剖、まるきしばりと皆の順番に加わり

                回れるようになった。あがりでのブラン巻が遅く迷惑をかけてばかりだ。

                 

                8週目

                揚げ縄開始時は凪だったが、縄切れが何度かあり、時間が経つにつれて時化となった。

                船頭や船長から「お前は危ないから」と言われ、作業に加われず悔しかった。

                 

                9週目(平成27年11月)

                仕事に慣れてきて視野が広くなってきたように思うが、まだ注意されることも多い。

                体が慣れただけで仕事はまだまだという事だ。

                 

                10週目

                スナップ外しの別のやり方を教えてもらいました。

                あがりで速くなれば、いろいろなスナップ外しの練習ができるようになると言われ、もっと速くブランを巻きをし

                追われないでスナップ外しの練習をしたいと思った。

                 

                今回はここまでとします。

                初航海が10週間の様子を紹介しました。

                次回は11週目〜20週目の紹介です。

                 

                彼は本当に頑張っていると思います。

                出来る限りの指導をして下さる船側にも感謝です。

                応援してくれる彼の奥さんにも感謝しなければいけませんね。

                 

                皆、応援してくれる。

                でもそれは

                肚を決めて頑張る彼の姿がとても魅力的だからかもしれませんね。

                 

                 

                生まれながらに才能のある者は、

                それを頼んで鍛錬を怠る、

                自惚れる。

                しかし、

                生まれつきの才能がない者は、

                何とか技術を身につけようと日々努力する。

                心構えがまるで違う。

                これが大事だ。

                - 織田信長 -

                (戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、戦国大名 / 1534〜1582)

                 

                 

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                乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
                名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 16:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                【大募集】遠洋マグロ延縄漁船、近海マグロ延縄漁船の漁師になってみませんか!
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                  7月16日、福岡県福岡市において漁業就業支援フェア(福岡会場)が開催されることから

                  いつものように15日に前乗りで参加してきました。

                  その日に訪問を予定している福岡水産高校のスケジュールやその後の予定なども考えると

                  今回は早めに福岡入りせざるを得ず、仙台空港7時20分発の飛行機に乗るという

                  とんでもないスケジュールに!

                  それに間に合わせるためには朝3時に起床し、気仙沼を4時過ぎくらいに車で出発しなければならず、

                  早く寝ようと思っていましたが、気仙沼に入港したばかりの若手船員と色々話していたら時間が思ったよりも経ってしまい

                  出張の準備を行い、ようやく寝れると思ったら午前0時を回っており

                  なかなかタイトな出張となりました(涙)

                   

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                  寝たと思ったらすぐに起床し、車で仙台空港まで移動

                  こじんまりとした飛行機に乗り

                  福岡空港へとフライトです!

                   

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                  福岡市の街並みが見えてきました!

                  気仙沼の私が福岡に来ようとすると、移動時間の大半が気仙沼市→仙台空港という悲しい状況です。

                   

                  あらためまして、今回の出張についてですが

                  気仙沼地区では遠洋マグロ漁船、近海マグロ漁船の若手乗組員(未経験者可)を常時募集しており

                  その若者を探すために全国3か所(東京・大阪・福岡)で交互に開催されている

                  漁業就業支援フェアに参加するのが第一の目的です。

                  今回は福岡市天神での開催なので、はるばるやってきました!

                   

                  1年という時間をかけ地球規模でマグロを追いかける遠洋マグロ延縄漁船。

                  ネズミザメやメカジキ等を30〜40日間追いかける近海マグロ延縄漁船。

                   

                  どちらも、生易しいものではなく本気の覚悟が求められます。

                   

                  その本気の若者を求める為にはるばる九州・福岡市へとやって参りました。

                   

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                  福岡市はとても暑く、気温は30度越え

                  街中には蝉の音が激しく響き渡り、耳を塞ぎたくなる場面も。

                  ホント暑かったです。

                  そしてフェア会場となる建物へと到着です。

                   

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                  16階にある天神スカイホールへと向かいます。

                   

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                  早めに着いたので、会場内はガラガラ。

                   

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                  今回は60ブース近くが出展するので会場はギュウギュウです。

                   

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                  我々のブース紹介も掲示してありました。

                   

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                  センター長のご挨拶をいただき、フェアの開始です!!!

                   

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                  最終的に100人以上は来場したものの、ブース数が多かったために

                  なかなかマグロ船ブースには人が回ってきませんでしたね〜

                  高収入を謳うところに若者が集まっていき、大きな偏りも見うけられましたが

                  こればかりは仕方がないこと〜

                   

                  マグロ漁船も高収入を謳えばいいのでは?とおっしゃる方も多いと思います。

                  お金はとても大事だとは十分承知しているのですが、

                  仕事というのはお金を第一にするべきではないというのが私の持論です。

                  高収入を謳うと、お金を第一に考える若者が集まってしまい

                  大切に育てた貴重な人材を、結局はお金で奪い取られてしまうのがオチになります。

                   

                  さらに、船主もお金ばかりに目を奪われて自分の行う漁業の魅力を見失ってしまうことがあるのです。

                   

                  これを読んでいる皆さんも自分の今の仕事を考えてみてはどうですか?

                  毎月の定期月収を得る為に仕事をしていると思いますが

                  その仕事から「お金」というキーワードを抜いてみてください。

                  自分の仕事の魅力が見えてくると思います。

                  自分が「何のために」仕事をしているのか見えてくると思います。

                   

                  何も見えなかった方。。。

                  日々の暮らしが苦しく感じていませんか?

                   

                  一日の大半を費やす「仕事」ですから、できるだけ仕事を苦労とは捉えるべきではなく

                  仕事をする今日の1日は何かの目的に向かって進む1日=ワクワク

                  であるべきだと思っているのです。

                   

                  私がマグロ漁船から「お金」というキーワードを抜き取り

                  この仕事の魅力は何なのか考えてみました。

                   

                  日本を飛び出し、荒波を乗り越え、1年に渡りマグロを追い、かかったマグロを命がけで引き揚げる。

                   

                  つまり「過酷」

                  マグロ漁船の操業そのものが魅力ではないかと考えました。

                  わざわざ過酷を求める人がいるのか?そんな疑問を投げかける人もいると思いますが、いるのです。

                  世の男性は古くから冒険というものに憧れを持っています。

                  こんなに文明が発達した時代であるにも関わらず、体1つで命をかけた大冒険に挑む人は後を絶ちません。

                  命をかけなくとも、徒歩や自転車だけで旅(小さな冒険)をする人は相当数いると思います。

                  共通していることは「あえて過酷な状況に身を置く」ということです。

                   

                  我々はそんな方々へ「マグロ漁船」という場を提案しているのです。

                  そこにお金を大きくPRする必要はないと思っています。

                  もちろん、仕事ですからお金はきちんと説明しますし

                  きちんとお支払いいたします。

                  大きく振りかざす必要はないということです。

                   

                  そんな方々は、過酷な状況をあえて楽しもうとする意識が自然と生まれてきます。そして自信が出てきますので

                  継続に繋がっているんだと思います。

                   

                  少し例え話をしたいと思います。

                   

                  初めてエベレストを登ろうとする登山家(新人乗組員)には、同伴するベテランの登山家(先輩乗組員)はもちろんですが

                  山に登らず麓から様々な情報を提供しサポートする作戦本部(船主・私)との3点の連携が非常に重要です。

                  船長や機関長という頂上に登りつめ、山頂の雄大な景色を見るまで私の作戦は続いていくのです。

                   

                  私は次々に作戦を決行しなければならない使命を持っています。

                  つい先日も作戦NO.80(80人目)を決行したばかり。

                  今は作戦NO.81を準備中で、作戦NO.82のメンバーを探しています。

                   

                  エベレストは毎日が危険と隣り合わせです。

                  危険を危険と認知せず漫然と行えば死だってあり得ます。

                  そんな場所に挑むメンバーを探すのですから、私だって必死なんです。

                  私は「なぜ、こんな危険な山に登りたいの?」という意識を非常に重要視しています。

                   

                  人間(月・にくづき)にはプラス思考(+)とマイナス思考(−)が必ずあります。それを肚(はら)といいます。

                  マグロ漁船というものを克明に説明し、プラス(行動する)なのかマイナス(行動しない)なのか

                  1週間の時間をかけて本気になって決めてもらいます。まさに「肚を決める」です。

                  必死に考えて迷いが解け、自分の中から「悟り」とも言える答えが生まれ自覚したときが「覚悟」になります。

                  そして、恥ずかしいかもしれませんが

                  プラスの頂点(夢)を明確にし

                  船長になる、機関長になる、漁労長になると口に出して宣言してもらいます。

                  そうすることで、少しずつ夢は「叶う」方向に動き出していきます。

                   

                  お笑い芸人のゴルゴ松本みたいな話になりましたが(笑)

                  その夢を叶える作戦を担った私は作戦本部を設置し、頂上を目指す若者をサポートしていくわけです。

                  作戦数に対して何割が登り切れるのか分かりません。まったく分かりませんが

                  1つ1つの作戦を全うしていくしかありません。

                   

                  高い賃金のブースに集まる若者を見て

                  お金以外に魅力を感じて我がブースに来てくれる人。

                  そんな人と次の任務にあたりたいなぁ〜と熱く感じた瞬間でもありました。

                   

                  これからも私の任務は続きます!!

                   

                   

                  人生方程式 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

                  稲盛和夫

                   

                   

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                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 求人情報 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  【三陸新報掲載】80人目の新人漁船員が誕生!
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                    夢かなえ漁師へ(高橋健吾).jpg

                     

                    とうとう80人目までやってきました。

                    受入れる人数が多ければ偉いという事ではありませんが

                    一定数の「退職者」を考えますと

                    すそ野は広いほど幹部まで成長する人が多くなると思いますので

                    やはり受け入れ人数というのは重要になってきます。

                     

                    数年前まで年間乗船者数が0〜1人という状況でありましたので

                    震災から5年で80人というのは、やはり驚きの数字だと思います。

                     

                    でも、ひと頃よりは受入れペースは下がってきているのは確かです。これは間違いありません。

                    受入れペースが下がっているのには理由があります。

                    申込者が減っているのはありません。受入れ漁船が減っているのではありません。

                    人選に大きな時間を割いているのが主たる原因です。

                     

                    以前は「年間20人受入れ」というフレーズが1人歩きしてしまったのが原因で

                    「20人=ノルマ」という思考になってしまいました。

                    そうすると1人1人への思いが軽くなってしまい、若手をコマのように考えがちになってしまう自分が非常に嫌になりましたし

                    私自信がこの育成事業が楽しめなくなってきたのです。

                     

                    やはり20人という数字に囚われず、1人1人と真剣に向き合い積み重ねていくことがとても重要になるのです。

                     

                    厳しい洋上の話を何度も何度も話し、最悪のイメージを植え付けていきます。

                    そして最後の一言「それでも、あなたは海に出たいですか?」

                    ここでYESと答えた方のみを受け入れております。

                    中途半端な思いで洋上に行ったのではお互いが不幸になる。これは避けなければならないのです。

                     

                    そしてここにも「YES」と答えた青年がひとり。

                     

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                    地元宮城県出身の33歳。

                    妻と子供3人を持つ妻帯者であります。

                    子供の頃から大きな船に乗る漁師に憧れをもち、子供がある程度大きくなったのを機に

                    船主協会の門を叩いてきました。

                    奥さんの大きな理解があってこその第一歩ですね。

                     

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                    大人しい感じもしますが、海への思いは本物と思い

                    近海マグロ延縄漁船に受け入れることになりました。

                     

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                    元漁労長のもと、約1週間の実技の研修を行います。

                    毎日毎日真剣に取り組んでいました。

                     

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                    こんな彼も、数日中には出港です。

                    残念ながら、私は出港日に気仙沼にはいませんが

                    必ずや頑張ってくれるものと思います!!!

                     

                    最初の3か月は非常に厳しいです。

                    船酔もあるし、仕事が分からずアタフタする毎日。

                    怒られ、怒鳴られの毎日。

                    この「地獄の3か月」を乗り越えて、自分のスタイルを見つけて欲しいと思っています。

                    しっかりとサポートしますからね!

                     

                    そうしている間に、遠洋マグロ漁船に乗る若手船員が帰ってきました。

                    マグロ漁船員となって4年目。

                    彼は海技士(機関)を取得し、一等機関士としての初航海を終えて帰ってきたのです。

                     

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                    すぐに実家である東京に帰るというので

                    その日の夜に、海技士の合格祝いと一等機関士就任を2人で祝ったのですが

                    普通の飲み会になってしまい、彼には「もっと祝ってくれ!」と怒られてしまいました(笑)

                     

                    その後、彼と夜の街を歩いていると偶然も重なり

                    他の船に乗る若手船員と合流、合流と相成り、ちょっとした交流会になっていきました!!

                     

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                    ちょっとした偶然だけでこんな風になるんだなぁ〜と思うと感慨深いです。

                    つい数年前にはこんな事なんてあり得なかった。

                    ある瞬間のタイミングに、偶然だけで複数人が集まれる。

                    本当にあり得ませんでした。

                    80人受入れという数字の大きさを実感した最高の一夜でした。

                     

                    沖での話に盛り上がる若手たちを見ていると、彼らには心から頑張って欲しいなぁと思います。

                     

                    こんな偶然がいつでも起こり得るよう

                    しっかりと1人1人を大事に育てていこうと思います。

                     

                     

                    私は木の立つ姿が好きです。
                    なぜなら木々は自分たちの生きねばならぬ道に、ほかのものよりずっと素直に従っているからです。

                    ウィラ・キャザー
                    (19〜20世紀前半・米国の女流作家、1873〜1947)

                     

                     

                    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
                    乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
                    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                    住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
                    電 話:0226−22−0793(月〜金)
                    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
                    担 当:吉田鶴男

                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | メディア掲載 | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                    OPRTニュースレターに掲載されました!
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                      OPRTニュースレター(NO.78)2016年6月号に

                      我々の後継者育成活動を取り上げていただきましたので

                      ちょっと自慢げに皆さんに紹介したいと思います(笑)

                       

                      まずは「OPRT(オー・ピー・アール・ティー)」って何だろう??

                      東京都港区に住所を置きます

                      一般社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構

                      英語表記だと

                      Organization for the Promotion of Responsible Tuna Fisheries

                      となり、それぞれの頭文字をとった略称なんですね。

                       

                      国際社会の中心となってマグロ資源の持続的かつ責任ある利用を推進する団体であり、

                      活動内容などは下記URLにてご覧いただきたいと思います。

                      ↓↓↓

                      http://www.oprt.or.jp/f_c1.html

                       

                      2か月毎に会員及び賛助会員向けに発行されているニュースレターに

                      我々の活動を取り上げていただきましたので

                      皆さんにもご報告いたしたいと思います。

                      青字で掲載コメントの解説もつけましたので、じっくりとご覧ください。

                       

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                      まずは紹介文から〜

                      私の答えについては、せっかくなので補足をし読み応えのある内容にしてみました。

                      しかし。。。思いっきりカメラ目線の写真ですね(笑)

                       

                       

                      乗組員確保で頭を悩ませているマグロ業界

                      そんな中、気仙沼では東日本大震災以降80人の新人乗組員が誕生した。

                      立役者は宮城県北部船主協会の吉田鶴男労務部長。

                      ブログに洋上日誌を掲載したり、新人乗組員にまめにメールを送ったりと

                      積極的なサポートを続けている。

                      その活動はNHKドキュメンタリーでも放映され大きな反響を呼んだ。

                      多くの新人乗組員が誕生した秘訣はどこにあるのか。

                      「1対1のコミュニケーションが大事」と語る吉田部長に話を聞いた。

                       

                      -----乗り組み希望者には、現場の過酷さをはっきり伝えるそうですが。

                       

                      そうなんです。

                      マグロ漁船は最初の3か月がすごく大変。

                      厳しいことも言われるし、覚えなければいけないことも多いし船酔いもする。

                      その3か月で心が折れてしまうと、皆にマイナスイメージを与えてしまう。

                      実はこうだったんだ気づいてもらえるのは1年以上経ってから。

                      最初は地獄のような思いをするけれど、それが過ぎれば体も慣れてくるし

                      周りにも認められて仕事が面白くなる。

                       

                      私は「3か月地獄」と呼ぶほど、スタート時は本当に辛い。

                      船酔い等体力的なものもさることながら、何も出来ない事が本当に辛い。

                      しかし、その気持ちに負けていると他の乗組員に「この新人は使いものにならない」と思われてしまい

                      マイナスイメージの挽回に長い時間を要してしまう。

                      逆に3か月を必死にがむしゃらに頑張ると「やる気がある」と好印象を持たれ

                      人間関係もスムーズになり、楽しみを見つけられるようになります。

                      どの仕事でも同じだと思いますが、最初のスタートは非常に大事なので

                      そのうち慣れるさ〜ではなく、しっかりと現実を話すことが肝要になるのです。

                       

                       

                      -----過酷な現場を経験しても、続ける人がいるのはなぜだと。

                       

                      小さな仕事であっても、楽しさを見いだせるバイタリティーがあれば継続できる。

                      最初からマグロを揚げる作業はさせてもらえない。

                      小さい作業を積み重ねていき、自信がついてくれば、次はあれをやってみたいというワクワク感が出てくると思う。

                      楽しい感覚をどこで感じるかは人それぞれだが

                      多くの人はマグロを船上に引き上げたときの達成感が忘れられないと口を揃える。

                      その興奮が冷めやらない人が2航海目以降に繋がっている。

                       

                      マグロを引き揚げた時の感覚は「格別の達成感」と若手は言います。

                      この瞬間の達成感があるからこそ、過酷な操業に耐えられるとも言うのです。

                      比率で言うと8割過酷で2割の「格別な達成感」というところでしょうか。

                      1年間の操業に耐えられたという自信と

                      仕事をさらに覚える事で更なる「格別」が待っているというワクワク感で次の航海に繋がっていく。

                      もう理屈の世界ではないですね。

                       

                       

                      -----新人乗組員の洋上日誌を積極的にブログにアップしているそうですね。

                       

                      最初は私自信が読んでいて、すごく面白いと思ったのがきっかけです。

                      洋上の激務の中での目線だから、細かな表現がとてもリアルだし

                      文章が上手い子は現場の様子を克明に書いている。

                      「頑張らなければ」など、向上心に燃えた文章がいつも出てくるので

                      読み手も希望を感じて、興味を持ってくれる。

                      例えば「それでも今は希望でいっぱい」という一文。

                      この一文でマグロ船に乗ることを決意し、人生が変わった人がいる。

                      マグロ船というと、社会の底辺で追われた人が行くみたいなイメージがあるけれど

                      洋上日誌には「希望」「楽しい」「(笑)」という言葉がでてくる。

                      そのギャップに惹きつけられる。

                      連鎖反応も起きている。

                      A君が書いた日誌をB君が読み、B君が乗組員になって日誌を書く。

                      憧れていた場所にいつの間にか自分自身がいて、今度は自分が発信者になっている。

                      それで新しい人が入ってくると面白くなってくる。

                       

                      私自信が洋上日誌を面白いと感じていた。

                      この日誌を継続的にブログ掲載し、新人の成長記録を皆でシェア、そして応援できたら素晴らしいと思ったのがきっかけ。

                      ブログを読んで感動し、マグロ漁船員になる若手は本当に多い。

                      今までは操業内容がほとんどオープンになっていないがために、全国的にみると社会の底辺であり

                      借金などに追われた人が乗るという負のイメージを強くついてしまった。

                      オープンにすると、あまりの過酷さに若者が益々乗らなくなってしまうという懸念があったように思う。

                      気持ち的に十分理解できるが、その後誰一人若者が乗らなくなり開き直ることができた。

                      オープンにしてダメなら何をやってもダメだと(笑)

                      A君の日誌を読んでB君が乗船、B君の日誌を読んでC君が乗船という連鎖も生まれている。

                      自分のやっている仕事が他の若者のあこがれの対象になることは素晴らしいことですよね。

                       

                       

                      -----新人乗組員とのコミュニケーションは。

                       

                      洋上日誌で苦しい思いを綴っている乗組員に、ねぎらいの言葉をメールで送っている。

                      しんどくなる人は、1年後の自分のあるべき姿をイメージしすぎていることがある。

                      もう半年も経ったのに、まだ自分はこれしかできないと思い詰めて、どんどんしんどくなってしまう。

                      焦ると空回りするから、余裕を持って楽しむように伝えている。

                      苦しんでいる人にだけ送っていると偏りがでるので、誕生日と年賀メールは皆に送っている。

                      洋上日誌を振り返り、あの時の怪我はどうなった?と聞いたりしながら。

                      年賀メールは1月4日から書き始めて、書き終える頃には20日を過ぎている事もある(笑)

                       

                      苦しい思いの洋上日誌を読んでいると、こちらまで苦しくなってしまうので

                      親心でねぎらいのメールを送ってしまうというのが正直なところ。

                      何の計算もありません。

                      私は船に直接送信できないので、船主経由で送信してもらうのですが

                      どの船主も忘れずに、すぐに送ってくれるのでありがたい。

                      メール送信後に、洋上から船舶電話でお礼の電話をくれる人もいる。

                      「吉田さんと話せて気が楽になりました」

                      こういった電話が何よりも嬉しい。

                      外国の港に帰港した時にはLINEでやり取りすることも多い。

                       

                       

                      -----休日返上で新人乗組員をサポートしていますが、そのモチベーションはどこから。

                       

                      仕事を遊びのように楽しんでいるので全く苦痛はない。

                      地球の裏側にいる人とやりとりしているだけでワクワクして楽しい。

                      20代の若い子が慕ってくれたり、頼ってくれることも嬉しい。

                      成長の過程を最初に見られることも面白い。

                      人生相談みたいなことも何回もある。

                      人に対する好奇心もあるし、うまくいってほしいという思いが根底にある。

                      どうすれば悩みを排除できるのか、観察すること。

                      親でも船主でもない、第三者だからできる役割だと思っています。

                       

                      完全に遊びのように思われてもいけませんが(笑)

                      単純に「親心」です。

                      沖で頑張っている若手の様子が心配でしかたがないのです。

                      応援したくて仕方がないのです。

                      そして、新しく仲間になりたいという若者がいることも嬉しくて仕方がない。

                      ただ、それだけです。

                       

                       

                      -----他地域でも乗組員対策は緊急課題です。どうすればよいですか。

                       

                      結局は一人ひとりの積み重ね。一気に解決できる打開策はない。

                      今いる1人、出会った1人を大事にしていくしかない。

                      とても大切なのは1対1のコミュニケーション。

                      最近は、船頭や機関長、船長が新人乗組員とお菓子を食べながら毎日5分間話すことを薦めている。

                      洋上でお菓子はすごく貴重で、命の次に大事なもの。

                      若い乗組員はお菓子をもらうとすごく喜ぶ。

                      上の人はお菓子を用意し、新人は話のネタを用意する。

                      これを毎日実行している船に失敗はない。

                      誕生日なども覚えておいて、ケーキにロウソクを載せたりすれば

                      その心配りが嬉しいと感じる。

                      上の人は聞くに徹することも大切。

                      俺の時はもっと辛かったではなくて、まず聞く事。

                      話す時間が持てないときは、通りすがりに肩をたたいても良い。

                      メンターのように機関長と新人の●●君と決めて

                      1対1で膝を突き合わせて付き合うことが、洋上ではいちばん大事だ!

                       

                      とにかく1対1のコミュニケーションが大事。

                      親身になって考えてくれる上役が1人いるだけで、若手にとってはすごい勇気になる。

                      お菓子を食べながら、その日の出来事、分からなかったことを話す。

                      上役はそれをしっかりと聞き、静かに助言を始める。

                      この5分を3か月やっただけで、大きな変化が確認できることは間違いないです。

                      「人の悩みの大半は、他人との比較によって生まれる」と言われています。

                      「俺の時代はもっと大変だった」

                      こう話してしまうと、俺よりもお前はダメな人間という捉え方をしてしまい逆に自信を失いかねない。

                      しっかり話を聞くことで、年代を越えて理解しあえるはずです。

                      新人担当を最初から決めてしまわないで、若手の様子をみながら担当を決めても良いかと思います。

                      とにかく対話が一番大事です。

                       

                       

                      -----船主さんにできることは。

                       

                      船主さんには「とにかく誇りをもって仕事をして」と乗組員に伝えてほしい。

                      乗組員の中に「マグロ船なんてやめろ」という人がいる。

                      業界全体で後継者を育てようとしている一方で、内部でその動きに反することを言う人がいる。

                      「あなたの次に繋がる人材を育てているのだから、誇りをもって接してほしい」と伝えてほしい。

                      プライドを持て、未来はあると訴えてもらいたい。

                      乗組員の育成を諦めずに、受入れ続ける決意も持ってほしい。

                      あとは、新人乗組員の防波堤になってあげること。

                      「あいつは使いものにならない」と言われることもあるけど「もう少し様子をみてやって」

                      「とにかくよろしく頼む」と切に訴えてほしい。

                      外地で新人乗組員に会ったときは目線を下げて、普通に話を聞いてあげる。

                      「困ったときはいつでも聞くよ」と門戸を開けておいてほしい。

                       

                      気仙沼地区では、だいぶ少なくなってきたと思っていますが

                      「マグロ船じゃなく、別な漁船に乗った方がよい」などと言う人がいるのは確か。

                      これは、離職率9割以上という時代が長く続き、乗り続けてほしいのに

                      すぐに辞めてしまうのではないかという不安から、そのような言葉を発してしまうと言われている。

                      辞められた時のショックを最小限に留めようとする気持ちも分からないわけでもありませんが

                      その言葉は若手の不安をあおることになってしまうので

                      その時は、その時と受け止める勇気を持ってほしい。

                      若手は現役船員の姿に憧れて門をたたいてくるので、誇りをもって対応してほしいと切に願っています。

                       

                       

                      -----就業者フェアに参加することも重要ですか。

                       

                      船主協会では欠かさず参加している。採用できない時期が続いて、参加しても効果があるのかなと思ったこともある。

                      でも、乗組員確保のためには、やれることは全部やらないといけない。

                      出来るだけお金をかけずにやれることは全部やることが大事。

                      就業者フェアは人選の経験にもなる。人を見る目も養える。

                      ぜひ、参加してほしい。

                       

                      私の夢である「若者であふれる港づくり」

                      この夢の実現のために、今できる事は全部やることが私のモットー。

                      とにかく全部やるんです。

                      就業者フェアは人を見る目を養うには最高の場所!

                      継続的に参加することで、最高の人材とめぐり会うことも多いのです。

                       

                       

                      -----どのような人材が乗組員として伸びていますか。

                       

                      感謝を忘れない人。応援してもらってありがたい、お菓子をもらってありがたいと

                      人の行動の本心を読める人。

                      感謝の気持ちが強い人は、人にしてもらったことを忘れないので

                      いつか恩返ししようと思い、仕事で返すしかないという結論に至る。

                       

                      私は辛いだけの仕事を続けていても、あまり意味はないと思っている。

                      お金に換算できない「やりがい」や「楽しみ」を見出さなければ、良い仕事は決してできないと思っている。

                      辛い中でも「楽しみ」を見いだせる何を見つけられるバイタリティーがある人。

                      そして、この仕事を続けていこうと腹を決められる人。

                      腹を決めた人間は一番強い。

                      最後に、何事にも感謝できる人。

                       

                       

                      -----先日放送されたドキュメンタリーの最後に「100年先を見据えて一日一日思いを繋ぐことが使命」とおっしゃってました。

                       

                      10年先と言うところを直感的に100年先と思わず言ってしまった。

                      100年先にマグロ漁船はあるのかよって思うけれど、そういう人が一人いてもいいのかなって。

                      希望をもってやれるだけやった方が良い。

                      プラスの発信は広がると思っている。

                      皆が未来を見て進んでいれば改善していくと信じている。

                       

                      永続できる環境づくりの意味をこめて「100年先を見据える」と話した。

                      無理だと笑われた時もありましたが、私のような本気のバカが一人いてもいいのかなって思います。

                      一生懸命仕事する人の姿は必ず人を魅了します。

                      その姿に憧れて若い人が集まってくるのは当然です。

                      まずは情報発信者である私が未来を信じ、若手を信じ、一生懸命活動することが大切。

                      この情熱が人を呼び込む一番大きな要素であることを忘れがちである。

                      このブログを見てください。

                      あまりにも質素なデザインじゃないですか。可愛らしさのかけらも、カッコよさのかけらもない。

                      でも、若手が集まってくれている。

                      情熱は情熱の連鎖を生みます。この連鎖を大事につないでいくことが私の使命であります。

                       

                       

                      -----最後にOPRTに一言。

                       

                      人材と水産資源、両方が無いと何も生み出せない。

                      獲るものがあり、獲る人がいるという順序。

                      マグロ漁業を継続していくためには、人材を永続的に生み出す一方で

                      資源管理も徹底してもらいたい。

                       

                      まさにこの一言。

                       

                       

                      他人から「できますか?」と聞かれたら
                      とりあえず「できます」と答えちゃうんだよ、
                      その後で頭が痛くなるくらい考え抜けば
                      大抵のことはできてしまうものなんだ。

                      円谷英二(特撮監督・映画監督)

                       

                       

                      【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
                      乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください
                      名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                      住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
                      電 話:0226−22−0793(月〜金)
                      メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
                      担 当:吉田鶴男

                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | メディア掲載 | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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